WESTERポイントについて
去年2023年にJR西日本が導入を始め、今年あたりから本格的に運用されているWESTERポイント。様々な貯め方と使い方があり、公式の案内も分かりやすいとは言えず、全てを理解している人はほとんどいないと思われる。
私はJR西日本の商業施設（大阪駅ルクアや天王寺駅ミオなど）で買い物をする際に日々提示することで主に貯めている。これがおそらく最も分かりやすく、普段からJRの大きな駅を利用する人は意外と貯められる。基本的にショッピングでは110円につき1ポイント付与されるようだ。
使い方についてはショッピングで1ポイント1円で使えるほか、e5489の特典として使うことができ、これがマニアにとっては大きい。日常生活の買い物を趣味に還元できるのだ。
Aシートについて
AシートはJR西日本アーバンネットワークの看板列車、新快速に1日6往復だけ連結される指定席。網干〜野洲間で設定される。基本料金は840円だがチケットレス料金は600円となっている。
225系のAシート車両（9号車） 2023.03.18京都駅
WESTERポイントでAシートに乗るとなぜ超お得なのか
先述の通り料金が安くても600円かかるAシートだが、WESTERポイントを使えば300Pで乗ることができる。ショッピングなら1ポイント1円のWESTERポイントがなんとその2倍、1ポイント2円以上の価値を持つのだ。
Aシートのきっぷを購入する方法
JR西日本ネット予約サービスe5489で他の列車と同じ手順を踏み、きっぷの種類でWESTERポイントアップグレードを選択することでWESTERポイントを利用して購入することができる。（WESTERポイントを貯めているアカウントと同じアカウントでログインする必要がある。）
乗ってみた
たまたま大阪から京都へ移動することがあり、乗換案内（良さを語る記事を書きたいほど圧倒的Yahoo乗換案内派）を見ると新快速8号の文字があった。号数が振られている新快速はAシートが連結されているサイン。WESTERポイントを消費して乗ることに。直前でも窓側がまばらに空いている程度で、マニアとして利用率が心配になるほどでもなく、混んでいて困るわけでもない丁度いい埋まり方だった。話は逸れるが大阪と私の地元奈良を結ぶ特急まほろば号はいつも心配になるシートマップを披露してくれる。奈良へ行く機会がある際はぜひ乗ってほしい。
運良く225系がやってきた
乗り込む。大阪駅であれば橋上通路からエスカレーターを京都側に降りてすぐの所が乗車位置のためとても便利。グリーン車の乗客のような気分を味わえる。
車内は通常の車両の白色照明とは一線を画す電球色で落ち着きのある空間を演出。個人的にはかなり気に入っている。
窓の所に飲み物でも置いて小旅行気分。
座席は基本的に特急列車と同じものでコンセントもあり、テーブルも大きく、作業も捗るだろう。
新型車両（とまだ言わせてほしい）225系100･700番台は新快速電車の完成系と言ってもよく、130km/hを感じさせない快適な車内空間を提供している。自由席でもその素晴らしさは感じられると思う。
あっという間に京都に到着。300円でいつもとちょっと違う移動ができると思えばなかなかいいものではないだろうか。いつの間にか溜まっているWESTERポイントで、Aシートを体験してみてはどうだろうか。
（おまけ）Aシートのおすすめ座席
最後にAシートのおすすめ座席を紹介。Aシートは223系と225系の共通運用でどちらが来るかはわからないが、ここでは225系の場合について述べる。野洲方面行きは偶数列、網干方面行きは奇数列が柱に遮られることなく景色を楽しめる*1。223系は複雑なため、座席表を確認してほしい。
*1:1番列は単独の窓となっている
